FF14でのギルの金策といえば、漆黒時代のコーヒークッキー金策や、今回紹介するキャロットラペ金策など、ギルドリーヴを活用した金策方法について耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
しかし
- 聞いたことはあるけどやり方はよくわかっていない
- 以前より効率が悪くなったと噂だけ聞いている
- たまにやるけど色々面倒ですぐにリーヴを溢れさせてしまう
そういう方も多いのではないでしょうか。
かくいう私も実は今回検証するまで、リーヴ納品による金策はほとんどやったことがありませんでした。
しかし改めて取り組んでみたところ、このキャロットラペ金策は、通常のマーケットでの金策にはないいろいろな強みや、スムーズに行うために工夫できるポイントがたくさんあることに気づきました!
この記事では、ギルドリーヴでのキャロットラペ納品を利用した金策方法の概要・おすすめの理由、素材集め、製作マクロ、スムーズに納品するコツ、代わりになる納品アイテム、 アイテムとしての活用方法、について、少しでも効率よく金策するために細かい部分までこだわって検証してきた内容をすべて解説します!
エオルゼアでのスキマ時間で効率よく金策を行うための方法の一つにきっとなると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
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概要・おすすめの理由
まずは「キャロットラペ金策」とはなんなのかについて、簡単に説明します。
キャロットラペ金策というのは、オールド・シャーレアンで受注できる調理師Lv84のギルドリーヴ「製作依頼:特性のキャロットラペ」達成でもらえる報酬ギルを利用して、ギルを稼ぐ金策を行うという方法です。
ギルドリーヴはHQアイテムを納品することでギルを含めた報酬が2倍になるため、必ずHQのキャロットラペを納品するようにしてください。
キャロットラペ金策がおすすめの理由
このギルドリーヴ金策、特にその中でもこのキャロットラペ納品がおすすめになっているのには、いくつかの理由があります。
おすすめの理由その1
システムからギルを引き出す金策方法なので、マーケットでの金策のようなユーザー間での競争がなく、ストレスなく金策を行うことができる。
おすすめの理由その2
システムからギルを引き出す方法であることにより、その時々の需要に左右されることなく常に安定してギルを稼ぐことができる。
おすすめの理由その3
ある程度レベリングがすんでしまうと溢れることになってしまうことが多い、ギルドリーヴ権を有効活用することができる。
おすすめの理由その4
リーヴ納品アイテムの中でも調理師Lv84のキャロットラペは素材が集めやすく、製作の手間も少ない。そのため自分で製作する場合もマーケットで購入して納品する場合も、他のアイテムより時間やコストをかけずに実行することができる。
細かく言うと他にもありますが、主にこれら4つの理由で、ギルドリーヴ納品を使った キャロットラペ金策がおすすめとなっています。
あえてキャロットラペ金策のデメリットをあげるとすれば、リーヴ権の所持数には上限があるので、一度に稼げる額に上限があるということでしょうか。
とはいえ、リーヴ権は1日に6回分入手、一ヶ月を30日とすると、月に180回の納品を行うことができます。
一度の納品でだいたい1万ギルほどを稼ぐことができるため、コツコツ納品を行うことで、安定して月180万ギルを稼げると考えることができます!
キャロットラペ金策を行う前提条件
キャロットラペ金策を行うための前提条件は、以下の3つです。
- ストーリーを進めてオールド・シャーレアンのギルドリーヴを開放していること
- 調理師レベル84のギルドリーヴを受注可能であること
- リーヴ権のストックがあること
これらの条件を満たしていれば、今すぐに誰でも手軽に安定してギルを稼ぐことが可能です!
素材集め(採集・リテイナー)
キャロットラペ製作に必要な素材は以下の4つです。
製作素材である「ダークビネガー」以外は、どれも園芸師での採集、もしくはリテイナーベンチャーにて入手することができます。
「ダークビネガー」のみ中間素材として製作する必要がありますが、その素材となる「ロイヤルグレープ」は他と同じく採集もしくはリテイナーで入手できます。ロイヤルグレープを集めたら、簡易製作でまとめて製作しましょう。
素材を採集して集める場合
素材名 | 採集エリア | 地図(クリックで表示) |
---|---|---|
ハピネスキャロット | 暁月エリア「嘆きの海」 | 地図を表示 |
キューカンバー | 暁月エリア「ガレマルド」 | 地図を表示 |
ロイヤルグレープ | 漆黒エリア「ラケティカ大森林」 | 地図を表示 |
サイクロプスオニオン | 蒼天エリア「高地ドラヴァニア」 | 地図を表示 |
サイクロプスオニオンのみ、HIDDEN扱いの採集素材となっています。採集アビリティ「開拓者の眼力」を使うことで強制的にHIDDENアイテムを出現させることができますが、そのためにGP200を使うので、どうしても採集効率が悪くなってしまいます。
この後に解説するリテイナーによる素材集めで、このサイクロプスオニオンを優先的に集めるか、もしくは価格次第ではマーケットで購入するのも一つの方法です。
素材をリテイナーで集める場合
続いて、リテイナーを使って素材を集める場合のコツです。
リテイナーベンチャーの採集個数は、リテイナー装備の「技術力」によって決まります。
キャロットラペ素材の中でもっともレベルが高いのはLv85の「ハピネスキャロット」ですが、このハピネスキャロットを50個ずつリテイナーに採集してきてもらうには、技術力「3684」が必要となります。
園芸師リテイナーの装備とマテリア装着を整えて技術力「3684」以上にしておけば、キャロットラペ製作で使うすべての素材を最大数持ってきてもらうことができます。
ただ先述のようにHIDDENアイテムである「サイクロプスオニオン」だけは、リテイナーの技術力をあげても最大30個ずつしか入手できないことに注意です。
個人的には、リテイナーを最大の10人雇っているということもありますが、直接園芸師で採集を行うより、リテイナーで素材を集めるほうが気楽なのでおすすめです
製作マクロ・スキル回し
調理師Lv90・Lv100向けの、キャロットラペ製作用のマクロを紹介します。
Lv100時
おすすめ製作ステータス
- 作業精度:3450以上
- CP:304以上
下記マクロを実行するのに必要なステータスです。Lv100であれば「匠の早業」で必ず品質100%にできるので、加工精度の数値はなんでもよいです。
「匠の早業」はレシピとのレベル差が10以上あれば使えるため、(当方Lv100になってしまっているため未確認ですが)実際にはLv95以上で上記ステータス以上であればマクロ実行可能なはずです。
より低いステでも下地作業の回数を増やせば製作可能ですが、クラフターLv100「サンダーヤードシルク装備」にマテリア装着なし状態でも作業精度は4628となるので、より低いステについては考慮しなくともよいかと判断しました。
マクロ:キャロットラペ CP304
/ac 匠の早業 <wait.3>
/ac ヴェネレーション <wait.2>
/ac 下地作業 <wait.3>
/ac 下地作業 <wait.3>
/echo >>>製作完了<<< <se.15>
全4行のマクロとなっていて一回の製作時間が約11秒です。Lv90時に比べて倍以上の時間効率でキャロットラペHQを製作可能です!
「匠の早業」で必ず品質100%にできるため、低品質事故を考慮する必要はありません。
また紹介済みの妥協なしフル禁断のステータスでも、2T目の「ヴェネレーション」を使わずに「下地作業」2回で完成させることは不可能でした。(フル禁断に料理「カラマリ・リピエーニHQ」を食べて作業精度を上げた状態でも無理でした。)
Lv90時
おすすめの製作ステータス
- 作業精度:3450以上
- 加工精度:3510以上
- CP:330以上
これより低いステータスでも品質100%にすることは可能ですが、低品質状態による事故が起きる可能性はあります。しかし上記のステータス以上であれば、どんな「状態」を途中で引いた場合でも、絶対に品質100%でHQのキャロットラペを完成できます!
いまなら紫貨交換「アフレイタスハンド装備」に少しマテリアをつけるだけで、このステータスを達成できます。
「アフレイタスハンド装備」の入手方法については、下記の記事を参考にしてください。
もちろん、すでに「インダガトル装備」フル禁断済みであれば問題なくマクロを実行できます!
マクロ:キャロットラペ CP330
/ac 真価 <wait.3>
/ac 長期倹約 <wait.2>
/ac イノベーション <wait.2>
/ac 下地加工 <wait.3>
/ac 下地加工 <wait.3>
/ac 下地加工 <wait.3>
/ac ビエルゴの祝福 <wait.3>
/ac ヴェネレーション <wait.2>
/ac 下地作業 <wait.3>
/ac 下地作業 <wait.3>
/echo >>>製作完了<<< <se.15>
全10行のマクロとなっていて一回の製作時間が約27〜28秒です。納品用に大量のキャロットラペを作っていくことになるので、少しでも短いマクロとなるように工夫してみました。
先述のように、紹介したステータス以上でこのマクロを実行すれば、途中で最悪のパターンで「低品質」状態を弾いた場合でも、確実に品質100%でキャロットラペHQを完成することができます。
製作せずにマーケットで購入する場合の効率
ここまで自作するための方法を解説しましたが、時間効率を最優先して考えると、マーケットでキャロットラペを購入して納品する方法がもっとも早いです。
この記事作成時点でのキャロットラペ価格が約570ギルでした。(パッチ6.38時につくった動画撮影時は約700ギルだったので、安くなっているようです)
マケ価格は変動があるので、少し多めに見積もって600ギルとして計算してみます。
そして1回の納品につき約1万ギルの報酬なので、キャロットラペをマケ購入して納品した場合 10000−1800=約8200ギル
の利益が、1回の納品で出ることになります!
リーヴ権は溢れているけど製作している時間がないという方や、クラフター装備が整っていないという方は、マーケット価格と相談しつつ購入して納品する方法も試してみてください
スムーズに納品するコツ(納品マクロ)
キャロットラペ納品は人気の金策方法なので、リーヴ受注と納品のNPC前にはたくさんのプレイヤーがいることが多いです。
ただこの場合、左側のリーヴ受注NPCから右側の納品NPCにターゲットを移動する際に間にいるプレイヤーたちにフォーカスがあたってしまい、なかなかスムーズに納品を行えないということがあると思います。
これを解決する方法のひとつとしてコンフィグ設定で、NPCしかターゲットできない設定にするという方法もあります。
しかし今回は実際に私も使っているよりおすすめの方法である、マクロを使ってNPCのターゲットを移動させる方法を紹介します。
マクロはこちら。
まずは前準備として、リーヴ受注NPCにターゲットマーカー「攻撃1」を、納品NPCにターゲットマーカー「攻撃2」を設定します。
その上で、この2つのマクロを交互に実行することでターゲットマーカーを設定した対象をそれぞれターゲットすることができます。
マクロのアイコンをキャロットラペHQにしているのは、キャロットラペの残数が確認しやすくなるからです。
マクロにアイテム名を記入する際は、所持品欄からアイテムのアイコンをマクロにドラッグアンドドロップすることで、HQ表記も含めたアイテム名を記入ミスなくコピーすることができます。(参考動画内10:33〜を参照)
ただこのアイコン設定は必須ではなく1行目のターゲットマクロがあればよいので、とくに残数の確認を必要としないのであれば、左右の矢印アイコンなどを選択しておくと見やすいかもしれません。
代わりになる納品アイテム
ここまでキャロットラペ納品を前提に話をすすめて来ましたが、その他のリーヴ納品アイテムで金策効率の良いものがないか調査してみました。
結論から言うと、やはり最もおすすめは「キャロットラペ」納品で間違いないです!
しかしそれに近い効率の納品アイテムとして、「チャイ・トゥ・ヴヌー」も合わせて納品するのもかなりおすすめという結果になりました。
まず大前提として、中間素材系の納品(例:ホースチェスナット材など)は報酬が半分くらいなので今回は除外。
そして装備品系(例:ホースチェスナット・グラインディングホイールなど)は中間素材製作という手間がかかることと、スタックして持つことができないことで一度に大量納品しづらいこと、またそもそもリーヴ納品よりもマケ販売したほうが結果的に高く売れるということも多いと思うのでこちらも除外しました。
これらを除外した場合、残るのは錬金術師の納品アイテム「名匠の薬酒(Lv84)」「巨匠の薬酒(Lv86)」「心力の幻薬G5(Lv88)」と、調理師のLv82〜Lv88の納品アイテム全般ということになります。
ただ、これらのうちキャロットラペ以外のすべてのアイテムは、製作素材として「リトルレモン」のような未知の採集素材、もしくは「ルナテンダーの花」のような敵NPCドロップ素材が含まれてしまいます。
未知素材はリテイナーで最大9個ずつしか集められません。 敵NPCドロップ素材はバイカラージェム交換での入手も可能ですが、ここでバイカラージェムを使うのは少しもったいなくも思えます。
このような理由もあり、やはり素材の集めやすい「キャロットラペ」が一番のおすすめとなります。
ただ、これはあくまで自分で素材を集めて製作する場合のデメリットなので、これらの錬金術師・調理師の納品アイテムがマーケットでキャロットラペと変わらない価格で出品されている場合は、購入して納品するのもいいかもしれません!
特に先にも紹介した調理師Lv88の納品アイテム「チャイ・トゥ・ヴヌー」は、アイテムとしても有用で使う機会も多いため、安く売られていたら買いためておくと、製作時のステータスアップだけでなくリーヴが溢れそうなときの納品にも使えて便利です。
アイテムとしての活用方法
最後に、大量に製作したキャロットラペをリーヴ納品以外で活用する方法について紹介します。
私の場合はキャロットラペを、伝説の採集を行う際にギャザラーの錬成用装備のステータスをアップさせる目的で使用しています。
以前のブログ記事で紹介した、ひとつまえのパクトメーカー装備のフル禁断例をベースに、道具類だけ最新のインダガトル装備を装備した状態でキャロットラペHQを使って獲得力・技術力をアップすると、パッチ6.3までの伝説の採集で特質を発生させることができるステータスである獲得力3950以上、技術力3800以上をどちらも満たすことができます。
インダガトル装備で「渋木」等パッチ6.3での伝説の採集を行った場合、錬成度がたまりづらいことが悩みの一つだと思います。
そこでこの錬成装備+キャロットラペを使って、特質発生ステータスを満たしつつ装備のILを下げて錬成度を上げやすくすることで、伝説素材を集めながらギャザラーのマテリア錬成も行えます。
「極錬成薬」を併用した場合この錬成用装備であれば、フル禁断の防具・アクセサリ類は、だいたい4〜5箇所の6.3伝説の採集を回ると錬成度100%になります
リーヴ納品用に大量のキャロットラペを常に所持している場合は、ぜひこのような方法でもキャロットラペを活用してみてください!
▼パッチ6.4ギャザラー伝説の採集 特質発生ステータス
▼パッチ6.3ギャザラー伝説の採集 特質発生ステータス
また繰り返しになりますが、アイテムとしての利用価値があるという意味ではLv88納品アイテム 「チャイ・トゥ・ヴヌー」も同じです。
こちらを自作する場合は、素材の「リトルレモン」がクラフター白貨稼ぎ用の納品アイテム「収集用のレモネード」素材と被ってしまうという点が、すこしデメリットではありますが…
マケ購入する分には関係ないデメリットなので、キャロットラペと合わせて常にある程度所持しておいて損はないかと思います。
まとめ・雑感
以前動画で紹介していた「キャロットラペ納品」に関する解説を、改めて現在パッチ6.48時点での情報に整理した上でまとめました。
現状の活用方法としてもう少し検証できる余地もあるので、そのあたりは追って確認した上で、よい方法があれば追記・修正していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨
コメント
ニコさんいつも有用な記事をありがとうございます。
リテイナーのお話がありましたが、ぜひ記事にしていただけると嬉しいです。
コメントありがとうございます!
リテイナーの装備関連は6.3分までは検証済みなので、6.4関連をあらためて検証の上で記事にまとめてみようと思います^^
少しだけお待ちくださいませ!
参考にさせていただきます!
さっそくリテイナーで素材集め始めたんですが、「素材をリテイナーで集める場合」の項にある「技術力3648」がおそらく誤字かと思います。
画像の通り3684にしたら50個取ってきてくれました!
コメントありがとうございます!
確認しましたところご指摘のように、リテイナーの「技術力3684」が正しい数値でした!
画像では正しい値になっていたものの、テキストにする際に私の記載ミスでした、失礼いたしました^^;
記事内の数値を修正しておきました、ツイートの方も引用とリプライの形で、おって修正のコメントを入れておきます。
ありがとうございます^^