2020年2月18日公開予定のFF14パッチ5.2「追憶の凶星」ですが、アップデートで追加される要素を記載したパッチノートが先行公開されました。
この記事ではパッチノートの中でもギャザクラに関連する項目だけをピックアップして考察していきます。
基本的にはパッチノート内での登場順に沿っていますが、ギャザクラ視点での重要度を重視して一部解説順を変更したり独立した項目として扱っているものもあります。
クラフターのアップデート
工面算段・リユースが削除
工面算段・リユースの2つのアクションが削除されます。
リユースに関してはやはりいろいろとバランスが取れない部分があったので、ついに削除になってしまいました。
ロマンのあるスキルだっただけに残念ではありますが、しかたない気もします。
工面算段の削除は単純に考えると高レベルのレシピの製作がきつくなりそうですが、後述の各種追加・調整によってバランスを取られているので製作難易度的な意味でのほとんど影響はないのではないでしょうか。
ただスキル回しは大きくなることになると思うので、ほとんどのマクロが組み直しになると思います。
クラフターアクションの追加・変更とバランス調整
作業系・加工系両方に効果のあった「イノベーション」が品質を上げることに特化し、さらに効率の上昇率が20%から50%にあがります。
そしてイノベーションの作業版アクションとして「ヴェネレーション」と、同様に下地加工の作業版「下地作業」が追加されるので、工数を上げる際はこちらを使っていくことになると思います。
さらにインナークワイエットの加工精度上昇上限が撤廃され、工数/品質を上げやすいようにレシピが調整されているので、工面算段がなくなっても問題ないようになっているはずです。
5.1のクラフター改修も基本的には「製作をよりシンプルに、簡単にする」方向性での調整だったので、今回のバランス調整も、工面算段がなくなったことを差し引いてもよりシンプルなスキル回しになっている可能性が高いのではないかと思います。
ただ、5.1では【工面→イノベ→精密作業】のような形で工数と品質をまとめて稼げていたのが、工面がなくなりイノベーション(作業系バフ)・ヴェネレーション(加工系バフ)と別れたことで、工数を稼ぐターンと品質を稼ぐターンが明確に分かれることになるかと思われます。「精密作業」の出番ももしかしたら減るのかもしれません。
これは主に5.21実装のイシュガルド復興アップデートに関わる「エキスパートレシピ」において、製作方法が『製作中にどんどん状態が変わり、それに合わせたアクションを選んでいく必要がある』と説明されていたので、このエキスパートレシピ製作でのアクションの選択肢を明確にするために工数を上げるターンと品質を上げるターンとが明確に分けられたのではないかと個人的には感じました。
ただ実際のところは実装されてから確認してみるしかありません。
製作ウィンドウの新機能「効果予測」
新しい「効果予測」ウィンドウから、各アクションを使った際に進行する工数や品質を確認できるようになります。
製作ウィンドウ左下のボタンを押すと「効果予測」ウィンドウが表示されます。
作業系のアクションと加工系のアクションはタブで別れて表示されます。
青文字にものはバフ等のほかアクションにより効果が上がっているものです。
よく使うアクションを9つまで「お気に入り」に登録できます。
現行のシンプルに作業・加工効率が表示されているものは削除されます。
実質これが「効果予測」ウィンドウにアップデートされるような形ですね。
製作レシピツリーのアップデート
5.1で実装された製作手帳の「レシピツリー」機能が、さらに見やすくなります。
製作中に食事や薬の効果が切れないように
これまでは長いマクロの途中などに料理・薬の効果が切れることで、ビエルゴを打つときに加工精度が下がっていたり、切れるタイミングによってはCPが足りなくなるというようなことがありましたが、その製作が完了するまでは効果が保証されるようになります。
HQ品完成時のエフェクトと効果音が変更
具体的にどう変わるかは情報がありませんが、おそらく漁師のフッキングのようによりわかりやすくなるのではないでしょうか。
もしくは、簡易製作がスピーディーになったときのようにHQ完成時のエフェクト分の時間が短くなるのかもしれません。
ギャザラーのアップデート
ギャザラーアクションの変更
漁師のペーシェンス関連の習得レベルが大きく引き下げられ、プレシジョンフッキングも同時に習得できるようになることで、低レベルでもGPを消費してHQの魚が釣りやすくなります。
オーシャンフィッシングでのレベリングがさらに楽しくなりそうですね。
未知・伝説の採集場でキャンセルする際に確認ダイアログが出るように
これまでの未知・伝説の採集は、間違えて採集ウィンドウを閉じると採集ポイントが消えてしまい、次の採集時間まで待たなければいけなくなっていました。
キャンセル時に確認が入ることで、操作ミスにより時間を無駄にすることがかなり減りそうです。
護符の採集の削除および護符素材の入手方法変更
大きな手間がかかることで悪名高かった(失礼)「護符の採集」は、ついに削除されることとなったようです。アイテムとしての護符そのものは、青貨手形と交換できます。
護符の採集で獲得できた交換素材は青貨手形と交換できるようになり、さらに護符素材と交換で入手できていたアイテム(ややこしいですね)は青貨手形との交換で入手できるようになります。
釣りのアタリ演出が視覚的にわかりやすくなる
弱振・中振・強振が視覚的にわかるのは、釣りの分かりづらかった部分をかなりシンプルにわかりやすくする気がします。
ただバトルエフェクト設定が「簡易表示」でもこの演出が表示されないという仕様は意外と気づかれないかもしれないので注意しましょう。
万能ルアーの追加
すでに実装済みの「淡水万能餌」「海水万能餌」に続いて、「万能ルアー」が実装されます。
万能餌に準ずるのなら、新生エリアの魚を幅広く釣れるということになるのでしょうか。
釣り条件を満たしていない場合に表示されるメッセージが調整
具体的な内容は記載がありませんが、満たされていない条件の内容についての説明がされるのかもしれませんね。
図鑑に記録されない採取アイテムのヘルプテキストが変更に
手帳埋めの際に無駄がなくなって良いです。
新たな採集ポイント・釣り場と新たな採集アイテム追加・調整
新式装備等の新規レシピの素材として、伝説の採集をはじめとしたアイテムが増えるのではないでしょうか。
ラケティカの釣り場レベル引き下げは、キタリ族クエストと関係があるのかもしれません。
蛮族クエスト:キタリ族
キタリ族はギャザラー専用の蛮族クエストで、Lv70から受注できてギャザラーのレベリングに使えます。
キタリ族の蛮族クエスト開放場所など
解放クエスト「正史紡ぎし民ぞ来たり」はラケティカ大森林 (X:21.0 Y:27.6)で受注。
メインクエスト「穏やかな静けさ」、サブクエスト「ロンカの守護者たち」が前提クエストになっています。
キタリ族のストーリークエスト及びデイリークエストは「レベルアジャスト【受注クラス・ジョブ制限】」という特殊なルールになっており、受注時のギャザラークラスのレベルに合わせてコンプリート時の獲得経験値が変化します。
またストーリーには分岐があり選択によってクエストの展開や集落のグラフィックが変わりますが、報酬等には変化はありません。
キタリ族デイリークエストとキタリ団栗貨
デイリークエストと専用の獣人貨幣(キタリ団栗貨)については、ギャザラーでないとクエストをj中・進行できないこと以外は通常の蛮族クエストと同じなようです。
オーシャンフィッシング
ギャザラーである漁師の新しい遊び「オーシャンフィッシング」が実装されます。レベリングにも使えるということだったので、釣りの楽しみの幅がまた広がりそうです。
カンパニー関連
カンパニークラフト製作アイテムの追加
新しいハウス外装が追加されそうです。(他にも追加されるものがあるかもしれません)
後述のカンパニークラフト関連アップデートもあり、初期から作りやすくなるのが嬉しいですね。
カンパニークラフトを1人でも進められるように
カンパニークラフトが1人で行えるようになるのは純粋に便利です。
ハウス外装などが作りやすくなることで、マーケットへの出品も増えるかもしれません。
サブマリンボイジャーに新たな目的地やアイテムが追加
サブマリンボイジャーの各種追加は、新たなレア素材が増えないか要チェックです。
FCランク上限の引き上げ(ランク8→30)
FCランク上限アップは単純に利便性が上がりますが、かなり大幅な上限アップなので一気に上げるのは難しいかもしれません。
カンパニーチェストのボックスが2つ増えることになりそうなので、FC内で素材などを共有することがやりやすくなりそうです。
ハウジング関連
調度品の追加
追加される家具・庭具でクラフターで製作できるものは、実装初期は需要が増えそうです。
特に「調度品デザインコンテスト」から実装されるものは、人気が出そうですね。
オーケストリオン譜の追加
新しい討滅戦関連の譜面は、挑戦する人の多い実装直後からしばらくしたらマーケットの出品数が増えて(=値下がりして)、後のアップデートで他の討滅戦が実装されてそちらに人が流れると今度は値上がりする傾向があります。
値下がりしているタイミングで「古びた譜面」を入手しておけば、後の金策として使えるかもしれません。
アクアリウムで飼育可能な魚の追加
追加される魚で入手難易度が高いものがあれば、マーケットでの価値が上がるかもしれません。
魚拓額縁の追加
魚拓を飾ることができる「魚拓額縁」が実装されます。サイズはG1〜G4なので「ピクチャーフレーム」と同じではないでしょうか。
魚拓にするにはその水産物(魚など)そのものが必要で、魚拓にすると魚自体が消滅します。
魚拓にできるのは「魚類図鑑」に登録されるものだけとのこと。
額縁を設置してアクセスするという点は「ピクチャーフレーム」の仕様に近く、水産物を消費して設定するという点は「アクアリウム」の仕様に近いですね。
アイテム関連
新式装備のデザインは装備品デザインコンテストの最優秀作品
新式装備が実装されるパッチですが、今回の見た目は「装備品デザインコンテスト」の最優秀作品ので遺残となります。
装備としてだけでなくミラプリ用としても人気が出そうです。
新しいおしゃれ装備
画像はおそらく新しいおしゃれ装備かと思います。
「宝物庫 リェー・ギア・ダンジョン」報酬の追加/変更もあるので、おそらくおしゃれ装備用の素材が実装されると思われます。
新たな秘伝書の追加
クラフターの秘伝書が追加されます。アプデ前の時点で最新の秘伝書が第7巻なので、「秘伝書:第8巻」が追加されるのでしょう。
第7巻までの秘伝書は黄貨との交換でしたが、はたして第8巻も黄貨との交換になるのでしょうか…?
とはいえなにかと新規素材も必要になるタイミングなので、黄貨・白貨共にためておくのが確実かと思います。
アイテムのカテゴリ変更
分類の変更なので、特に大きな影響はないと思われます。
工匠のデミマテリア・デミマテリラ・デミマテリダのショップ売却価格変更
工匠のデミマテリア・デミマテリラ・デミマテリダのショップでの売却価格がかなり安くなります。
先日のPLLで吉Pが言っていたように、店売りされる方はアップデート前に売却したほうが良いかもしれません。
ただ工匠のデミマテリア等はクラフター素材としての需要もそれなりにあり、現状マーケットでは店売りより高額で取引されているのも事実です。素材としての重要度が変わらないのであれば、結局マケ売りもしくは素材として消費したほうが良かったということになる可能性も否定できません。
しかしあれだけ吉Pがアプデ前に売却をおすすめしてたということは
- 入手方法が変わって入手しやすくなる
- 素材として使わなくなる、もしくは使用量が減る
- 別の新しいアイテムに置き換えられる
などの可能性もあります。
なんにせよ現時点では確定している状況がないので、なんとも言えないところです。個人的には様子見で、デミマテリアを手放すようなことはしていません。
マテリアに関する各種仕様の変更
ギャザクラ勢的に特に重要なのは、マテリア化が「マテリア精製」になることかと思います。
これまでのように錬精用の装備を用意することなく、禁断した状態の装備からでもマテリアを生み出すことができるようになるはずです。
またなにかひとつクラフターのクラスを上げておけば「マテリア装着」を行う事ができるのは、むしろ戦闘民族にとっての朗報かもしれません。
1つのクラスだけクラフターのレベリングをするなら、おそらく一番のおすすめは調理師かと思います。こちらについてはまた別記事でまとめる予定です。
分解に関する追加と変更
蒼天街で30分操作が行われないと自動ログアウト
新たなチョコボ装甲の追加
「極ルビーウェポン破壊作戦」のドロップ素材で作るチョコボ装甲が実装されるのだと思います。
新たなミニオンが追加
ミニオンに関してはクラフターで製作するものが増えるか現時点ではわかりませんが、チェックはしておきましょう。
一部アイテムの交換に必要なクラフター・ギャザラースクリップの量が減少
おしゃれ系の特殊素材が調整されるのか、もしくは新しい新式や料理薬向けの素材が追加されるにあたって、既存の同種素材の交換料が引き下げられるのでしょうか。
収集品納品の報酬からギルが削除
収集品納品で直接ギルを稼ぐことができなくなります。
まとめ
今回の記事は5.2パッチノートの内容に沿った解説なので、5.21実装の「イシュガルド復興」やパッチ5.25実装の「スカイスチールツール」に関する項目は殆ど出てきません。
ここ数回のPLL等の内容などを元に、パッチ5.21や5.25に関する情報についてもまとめてある記事はこちらです、あわせてチェックしてみてください。
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